コーヒーの香りに想いをはせ

 早寝早起きのパートナーは毎朝コーヒーをいれるのが当番です。朝寝坊の私は起きたらおいしくコーヒーをいただきます。冬は時間があるので、豆を買ってミルで粉に挽いています。これは私の当番です。遅寝遅起きなので、夜一人で好きなテレビを見たり、CDを聞いたりしながらコーヒー豆をゴリゴリと挽いていると、コーヒーの香りにつつまれて至福のひと時を味わえます。毎日お世話になっているコーヒーの歴史を調べてみました。
 コーヒーを飲用する習慣は、10世紀頃エチオピアに始まり、11世紀にアラビアに伝わったといわれています。その頃は実や種子を煎じて、胃の薬、または体内に活気を蘇らせる秘薬として用いられていました。豆を煎って飲むようになったのは、14世紀になってからのことです。日本には1690年長崎の出島に初めてコーヒーが伝わりました。
 コーヒーの起源には2つの伝説があります。エチオピアの高原で、ある日のこと山羊が興奮状態になっていました。山羊飼いは赤い実に原因があると思い自分も実を食べてみると、頭がすっきりし気分が高ぶるのを感じました。それ以来、魔法の木の実として用いられるようになったという山羊飼いの話と、回教僧のオマールが山中をさまよい歩いていると、小鳥が赤い実を食べ、楽しげにさえずっているのを見ました。飢えに苦しんでいた彼がその実を食べてみると、疲れきった体が急に元気になりました。この実で多くの病人を救って聖者として崇められたという聖者の伝説があります。
 コーヒーの香り成分はどんなものがあるのでしょうか。長い間数多くの学者によってつづけられ、現在700を越える成分が発見されています。甘い香り、焦げた香り、パンのような香り、野菜のような香り、海苔のような香りなど。そして、それらをミックスした香りが私たちを楽しませてくれています。
(03.2.26)