トウガラシの仲間は3000種
 
 春に種を播いたタカノツメは50〜60センチ程の高さになり、きれいな緑の葉を茂らせ、白い小さな花をつけます。その後あの鋭い辛さをもつ実をつけます。最初は緑色の実ですが徐々に赤色に変わり、真っ赤な実になります。9月のハーブ畑でタカノツメは上向きに直立してそれはみごとな姿です。一般に上向きに実がつく品種のほうが辛みが強いといわれています。
 トウガラシのルーツは熱帯アメリカで、かなり古い時代から栽培されていたようです。ヨーロッパにはコロンブスが伝え、その後百年の間に世界中に広まりました。日本には16世紀末に豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に種が導入されたといわれています。江戸時代には品種改良が進み、多数の品種が生まれました。トウガラシの仲間は世界で3000品種近くあるそうです。丈夫で多様な気候風土に順応するために栽培地は世界各地に広がり、大きさや色はもちろん、タバスコなどの激辛のものからパプリカやピーマンのようにまったく辛みのないものまであり、さらに色づく果実を観賞する園芸品種もたくさんあります。
 トウガラシはビタミンCを多く含み、刺激的な辛み成分のカプサイシンには殺菌作用があり、唾液、胃液の分泌を促進するため消化を助け、血行を促進し、強壮作用もあるといわれています。最近の研究では、カプサイシンに体脂肪を燃やす働きがあることも確認されています。ただし、辛みの強いものを多量に食べると、胃腸に炎症を起すことがあるので注意が必要です。
 我が家のトウガラシは一年中大活躍です。ピクルス、スパゲッティ、きんぴらごぼう、白菜漬け、トウガラシオイル、キムチ漬けなどに使い食生活の重要なアクセントになっています。また、クラフトでもすばらしい素材になります。トウガラシだけで作った真っ赤なリースもキッチンリースにするとかわいいものです。もうすぐ収穫時期、きれいに乾燥してまた楽しませてもらいます。
(02.9,4)