ドライフラワーは短期決戦で!

 ラベンダーの収穫時期から秋までの5ヶ月間はドライフラワー作りが私の仕事。春先に種から育てたドライフラワー用の花たちは畑で花盛りです。ドライフラワーは花の最も美しく咲いている姿を乾燥することによって、長く楽しむことができるようにするものです。そのままでは僅かな時期しか使えない花たちも一年中楽しむことができます。毎日暑い日が続いていますが花摘みをさぼるわけにはいきません。チョキチョキとはさみで刈り取り、小束にして乾燥室に吊り下げ乾燥する作業が続きます。
 ハーブのなかでドライフラワーに向くものはラベンダー、紅花、西洋ノコギリソウ、オレガノなど約20種。草花の中で色添えに使う千日紅、ヘリクリサム、キセランセマムもドライにしています。その他タカノツメ、園芸用のとうもろこし、ほおずき、綿、月桂樹も仲間に加えています。
 作業は、刈り取り、束にしてすぐ乾燥室に吊り下げますが、ヘリクリサムは蕾を収穫してワイヤーをさし、ドライにするので手間がかかります。ヘリクリサムはムギワラギク、テイオウ貝細工という和名で昔から栽培されてきました。花弁にケイ酸を含むためカサカサと音をたてるほど硬く光沢があり、きれいなドライフラワーになります。
 ドライフラワーを作る乾燥のポイントは短期決戦でということです。陰干しで急速に脱水することが大切です。時間が長くかかると仕上がりの色合が悪く香りも薄くなってしまいます。更に、カビまで生えてしまっては堆肥の仲間入りです。
 湿度が高く自然乾燥が難しい新潟県。物や量によって電子レンジ、布団乾燥機、車の中で新聞紙をかぶせ、日陰乾燥などいろいろな方法がありますが、私は大型除湿機をフル稼働して乾燥しています。
 ドライにしたものはリース、花かごアレンジ、花束などを作り楽しんでいます。ラベンダーをふんだんに使ったリース作りは鮮やかな色合とさわやかな香りをいっぱいにたんのうできる至福のときです。
 秋からの手作りシーズンが待ち遠しく、今日も短期決戦、ドライフラワー作りに追われる日々が続きます。
(02.8.13)