ポピーの種を播きました
 来年の5月に咲くポピーの種を播きました。丸いつぼみがはじけ、その中から小さく折りたたまれた花弁がみるみる開き、鮮やかな色の花が咲くポピー。ケシ科の一年草で、和名はヒナゲシまたは虞美人草ともいわれ、中国歴史上の絶世の美女にたとえられる花です。通常4枚の花弁をもち、半球状に咲きますが八重咲きの品種もあります。この花の仲間にはアヘンの原料になる種類もあります。
 10年前に、実家の母が育てていたポピーの種をもらい秋に畑に播きました。次の年の春、2坪ほどの広さいっぱいに、赤、ピンク、白,橙などの鮮やかな花が咲きました。丸いつぼみが頭を序々に上げて咲く様もかわいくて、ハーブ畑の春を彩る代表選手になりました。花を見て、種を取ることを繰り返し、毎年楽しんできました。種も友達のところや学校などにたくさんお嫁に行き、あちこちで子や孫たちが咲いています。
 けしつぶのようだというたとえがありますが、ポピーの種は本当に小さなものです。9月下旬に播いた種からは小さな芽がたくさん出て、雪が降る前まで10数センチの高さになります。30センチ間隔に株を残し間引きします。雪の下で越冬し、春、雪解けで顔を出すと雪の重さでぺちゃんとつぶれています。しばらくはぺちゃんこのままですが、温度が上がってくるとさっとみんなで起立します。その様はとても不思議な光景です。精密な温度センサーが感知し、冬眠から目覚め、みんなでおもいきり背伸びしているように見えるのです。
 速効性の化成肥料を株元に施してやるとグングン大きくなり、5月中旬から花が咲き始めます。すぐに散ってしまいますが、ガラスの花瓶にたくさんのポピーを活けるととてもすてきです。花屋さんの切花や観光用に栽培されているものはアイスランドポピーという種類で、黄色や橙のかわいい花です。来年のことを言うと鬼が笑うけど、来年もきれいな花が咲きますように
(02.9.18)