季節限定ラベンダーを楽しもう!

プロバンスや北海道の一面のラベンダー畑とはいきませんが、農園の六百株のラベンダー畑でも、充分紫の世界です。6月に咲くコモン系のラベンダーは美人ぞろいで、香りもとてもよいものです。この季節は、フレッシュなラベンダーを使った楽しみ方がたくさんあります。
 茎をお日様に向かって伸ばし、蕾がパンパンに膨らんで、紫の小さな花が咲き始めると、ながめているだけでも心が洗われるようです。ドライフラワーにする花は3分咲きくらいで刈り取り作業が始まります。毎年自称ラベンダー娘さん達が、手伝いに来てくれます。みんなでワイワイ言いながら、刈り取り作業を楽しみます。蜂も蝶々も参加しての香りに包まれた作業です。
 刈り取ったラベンダーは小さな束にし、乾燥室の天井に吊り下げます。8坪ほどの乾燥室は紫一色で、青臭いラベンダーの香りが充満します。それからラベンダーの下に寝転び香りのシャワーを浴びるのです。自然からの素敵なプレゼント、最高のアロマテラピーといえるでしょう。
 この季節、あちこちの教室でラベンダースティックという香りのクラフト作りをします。これは生のラベンダーとリボンを使い、香り高い花を茎とリボンで編みながら、包み込むクラフトです。小さなものは夏の帽子につけたり、胸に飾ったりします。長く大きなものはハンカチや下着のたんすに入れて、芳香づけをしたり、壁飾りなどで楽しみます。茎とリボンの中でラベンダーの花は、刻々と香りを熟させ、年を経るごとに、芳香が増してきます。毎年作って、香りの変遷を楽しむのもいいものです。
 短い丈のラベンダーは押し花にします。電話帳にパラパラとはさみ、百科事典をのせ、たまに、自分も重石になって仕上げます。額や、冬楽しむキャンドルに貼り付けるとオリジナルなクラフトができます。
 季節限定で楽しむフレッシュなラベンダーの世界、一鉢のラベンダーから始めることができます。
(02.6.4)