梅干しおばさんの出番です

 我が農園には、食いしん坊の私がこつこつと育てている実のなる木がいくつかあります。その中で6月末に収穫を迎える梅が、青々とした丸い実をたくさんつけています。早春に清楚な花を咲かせ、実を結び、少しずつ大きくなっておいしそうな梅になりました。さあ梅干しおばさんの出番です。
先ず、青梅で梅酒作り。最近はブランデー基酒を使い作ります。梅に爪楊枝でブツブツと穴をあけ、氷砂糖を入れ、お酒を注ぎ込み後は待つだけ。ゆらゆらと梅のエキスが酒に溶け始め、2ヶ月後にはおいしい梅ブランデーになります。
 次は熟した梅で梅干し作り。10数年前からこの季節は梅干し作りを楽しんでいます。古来から日本の女性の仕事として初夏の梅仕込みがありました。この時期1か月は、青梅から黄梅まで手順よく仕上げ、一年中の常備食としました。祖母も母も梅干しを毎年漬けていましたので、子供のころから梅干し作りにあこがれていました。下漬け、和製ハーブの代表格赤いちりめんジソを使った本漬け、土用干しと工程があり、手間がかかりますがなかなかおもしろい作業です。最近では梅干しがたくさん売られていますが、添加物がたくさん入っています。梅干しは塩だけで梅のクエン酸が生かされて保存でき、体の活性化をはかる添加物のない健康食品です。毎日の食卓に、子供のおにぎりになくてはならないものです。梅干しばーさんになるまで梅漬けを続けていきたいと思っています。
 梅は1500年前に、梅を黒焼きにした鳥梅(うばい)という薬として中国から日本へ伝わってきました。こうして伝わった梅を、何百年も前の祖先たちはいろいろな梅仕込みにし、梅の効力を存分に発揮した梅肉エキスに作り上げたのも日本人だったのです。今年は梅肉エキス作りに挑戦しょうと勉強中です。
Y.O 記(2002.6.12)